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懐かしい「歌謡曲」と「グループサウンズ」の時代(2)

★このブログは「トライアングル 上原中学校」の検索表示順位の向上を図る為に書かれた物で、トライアングルの活動とは直接的関連はありません。

 

グループサウンズが全盛だった時代は2年強と非常に短く、それが我々が多感なロー・ティーンの時代と重なっていた事はラッキーな事だ。


 Webを探したら「懐かしのGSベスト120」というランキング表があった。


 http://www.geocities.jp/fujiskre/kb22.html


 これを見るとベスト20までの曲で覚えがないのは1曲だけだ。ベスト40まで広げても覚えがないのは9曲しかない。


 グループサウンズのなかでも一番、心に残っているのはやはり「タイガース」である。タイガースのシングルを並べると次の様になる。


 僕のマリー(1967年2月)

 シーサイド・バウンド(1967年5月)

 モナリザの微笑(1967年8月)

 君だけに愛を(1968年1月)

 銀河のロマンス/花の首飾り(1968年3月)

 シー・シー・シー(1968年7月)

 廃虚の鳩(1968年10月)

 青い鳥(1968年12月)・・・


 昭和44(1969)年3月に渋谷区立上原中学校を卒業した我々を見送ってくれた曲は、「青い鳥」だったのだ。


 思い出深いのは「君だけに愛を」だ。掃除の後、ほうきをギターに、はたきをスティックに、ちり取りをシンバルに見立て、当番のみんなで「キミダケニー、ササゲヨウ、フシギナ・・・」と何回も繰り返し絶叫して興奮、結構その気になっていたものだ。


 「花の首飾り」ではボーカルはジュリー(沢田研二)ではなくトッポ(加橋かつみ)だった。「青い鳥」はイントロがギターをハイポジションから3度の和音をずらして引くのだが、F君が一生懸命、練習していた。


 「テンプターズ」はタイガースに次ぐ人気だったと思う。代表曲は「みずうみに きみは身をなげた」で始まる「エメラルドの伝説」だ。


 世間的には「ブルーシャトー」に代表されるブルーコメッツや、ゴールデンカップス、スパイダーズも流行っていたが、我々よりもちょっと上のお兄さん向けだった。


 「ワイルドワンズ」の「思い出の渚」や「ズーニーブー」の「白いサンゴ礁」は中学生の時より大学生から社会人になった頃に歌った回数の方が圧倒的に多い。数年前、「亜麻色の髪の乙女」を私の娘が歌っているのでびっくりしたら、島谷ひとみのカバーがヒットしていたのだった。


 「フォーク・クルセダーズ」の「帰ってきたヨッパライ」は時代の変わり目を象徴している。彼らの2曲目の「イムジン河」は朝鮮半島の南北分断を歌った歌で発売直前に発売停止になるのだが、そのいきさつは今でも書物に書かれるほど、込み入った大人の世界を解剖して見せている。

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