★このブログは「トライアングル」の検索表示順位の向上を図る為に書かれた物で、トライアングルの活動とは直接的関連はありません。
他の中学校でも同じなのかもしれないが、上原中学校では月に一回、男女とも「1500メートル」を走り、タイムを取られた。
私は持久力がかなり弱い性質で、1500メートルは何とか走れるのだが、いつも息も絶え絶えだった。
グランドを6周だか7周だかするのだが、速い連中には一周差をつけられて追い越され、彼らがゴールインしても自分はもう一周走らなくてはならず、非常に情けなかった。
私のタイムは確か6分30秒台だったと思う。トップとは1分以上の差があった。
ちっとは家でランニングでもして体を鍛えれば良さそうなものだが、1500m走の当日は雨が降る事ばかりを祈っていた。
それらの日は朝から機嫌が悪く、弟の同級生のご両親にその機嫌の悪さが月に一度の1500メートル走にある事を知られて、笑われたものだ。
陸上は長距離はダメなままだったが、なぜか短距離、ハードル走、走り高跳びのような瞬発力を要するものは、三年生くらいになってから急に上手になってしまった。
なんというか、「型」が分かったようで、高校に入学したら50メートル走は6秒3、走り高跳びは1メートル60センチ、垂直跳びは80センチ、ハードルはあまりにフォームが綺麗だったので、私の事を陸上部の出身だと思っていた人間がいるほどだ。
6秒3にしても、1メートル60センチにしても、素人が学校の授業で習っただけでそれだけだせるのなら、ちゃんと指導を受ければ100メートル11秒台そこそこで走れるようになると、元陸上部だった会社の先輩に言われた。
しかし大学に入った頃にはそのような俊敏性はすっかり消え、持久力のなさだけが残った。
社会人になってからはぜい肉がつき、持久力のなさはますますひどくなっていった。
人生、これはまずかったなとは思うのだが、今から下手にトレーニングに励めばかえってあぶない。
まあ、しかたがありません。
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上原中学校に入学し、教科書に初めて出てきた英語の文章は
「ジス・イズ・ア・フィッシュ(This is a fish.)」と
「ジス・イズ・ア・ディッシュ(This is a dish.)」だった。
見開きの左ページにこの文章が二段に書かれていた。
右のページには上に魚の絵、下にお皿の絵が描いてあった。
いま思うと、あの魚は「アジ」だったように気がする。
魚は上半分が淡いブルーで着色され、お皿にはレインボーカラーの色がついていた。
私は時々自分がいやになるのだが、なんでこんなどうでも良い事を覚えているのだろう。
私は小学校に入学した時の国語の教科書の出だしまで覚えている。
それは「あおいそら、しろいくも」という文句で、背景に青空に浮かぶ雲が描かれていた。
人間の脳みそにだってきっと記憶の「容量」には限りがあると思う。
こんなことにバイト数を使っているようでは、絶対になにか損をしていると思うのだ。
それにしてもこの二つの文、
「ジス・イズ・ア・フィッシュ(This is a fish.)」と
「ジス・イズ・ア・ディッシュ(This is a dish.)」
いったいどういうシチュエーションで使われるのだろう?
一応、「韻」は踏んでいるが。
これと比べると「ジス・イズ・ア・ペン」の方が、まだ使う可能性がある。
例えば、「ペン」と「鉛筆」と「万年筆」が並んでいる状況なら、
「ジス・イズ・ア・ペン」はありうる。
しかし「魚」と「お皿」では、誰に向かってこんな事、言うのか?
自分が貴重な脳みそのバイトを喰ってこの2つの文章をいまだに覚えているのは、それだけこの文章の印象が鮮烈だったからなのだろう。
それならそれで教科書としては、良かったのかも知れない。